松田油絵具株式会社の協力のもと「絵具づくり体験講座」を開催しました。
東京本社の三浦卓也さんに講師を務めていただきました。
三浦さんは多摩美術大学の油絵専攻を卒業した後、スペインのコンプルテンセ大学で油絵の古典技法と美術解剖学を研究されており、当学院の卒業生でもあります。
札幌武蔵野美術学院では、創立当初から受験生も油絵具はマツダスーパーを使っています。
この油絵具は発色が大変よく、多くのプロの画家も使用している専門家用のシリーズです。
油絵具の他にも、透明水彩、アクリル絵具の組成の説明もあり、専門的な内容をわかりやすく説明していただきました。
顔料の説明は原料の実物を見る(触る!)ことができました。
ウルトラマリンブルーの原料だったラピスラズリの原石とその粉末を、現在用いられている顔料と比較。
絵具工場で職人さんが油絵具を作る工程をスライドを用いて解説。
松田油絵具の開発研究の様子は、絵具も日々進化していることを感じさせられました。
午後からは油絵具作りに挑戦!
パレットナイフとペインティングナイフで材料を混ぜ合わせます。
意外に力が必要です。
出来上がった絵具をチューブに詰め、専用の道具でふちをとめます。
本格的な仕上がりに皆、大満足です!この絵具で何を描こう?
学院講師も交じり、卒業生たちが描いた油絵を例に、絵具の扱い方の説明。
絵具や溶き油の特性と使い方の知識は、受験にも必ず役立ちます!
講座の最後に、参加者全員に油絵具のプレゼントを頂きました。
松田油絵具株式会社様、三浦卓也さん、どうもありがとうございました!