札幌厚別高等学校の1年生の宿泊研修先で特別授業を行ってきました。
場所はNTTセミナーセンター、今年で3回目になります。
厚別高校は美術系列の授業が設置されている芸術に力を入れている道立高校です。
美術を選択希望の44名の学生が参加しました。
朝9時から夕方5時まで美術の授業!長丁場の集中講座でしたが、皆さん最後までしっかり話を聞き、とても真剣に授業を受けてくれました!
昨年までは基礎デッサンの集中授業を行っていましたが、今回は日本画の画材を使った「絵馬」の制作です。
札幌武蔵野美術学院の日本画講師、谷地元麗子先生と柴田那奈先生が特別講師として授業を行いました。
授業内容は、、、
・絵馬の歴史を学ぶ
・日本画の画材で絵馬を描く
・美術系進路説明会
絵馬の歴史、日本画の画材について説明を行いました。
普段あまり見たことがない「膠」や「岩絵具」に興味津々です。
今回制作する作品は、6月にサハリンで行われる、日本とロシアの美術交流イベントの一環で、サハリン州立美術館に寄贈展示される予定です!
それにちなんで、海外(ロシア)の美術教育についてもスライドを使って紹介しました。
自分たちと同年代の美術への取り組みの話はとても熱心に聞いていました。
サハリン州立芸術カレッジ(スライド写真)
ユジノサハリンスク市立子供芸術学校(スライド写真)
ノボシビルスク国立美術学院(スライド写真)
2013年に札幌武蔵野美術学院はノボシビルスク国立美術学院と姉妹校提携を結んでいるのです!
(ノボシビルスク市はロシアで3番目に大きな町で札幌市の姉妹都市でもあります。)
「絵馬」制作の様子
下図の作成。
砂子筒に金箔を入れ、細かくしてちりばめています。
美術を選択しているだけあって制作に向かう集中力は素晴らしかったです!
出来上がった作品を持って記念撮影!
この後、6月にサハリンにて一般公開されます。
多くの美大生を輩出している札幌武蔵野美術学院ならではの美大の進路説明会も行いました。
この中からもクリエイターを目指す多くの方が出てくれると嬉しいです。
厚別高校の皆さん、これからも楽しんで、そして真剣に美術に取り組ん下さいね。