藤井康子先生による特別講座「ハイパーリアリズム講座」を開催しました。
参加者の多くが高卒生のなか、高校2、3年生も参加していました。将来が楽しみです!
今回の特別講師の紹介に続き、リアリズム表現の歴史→代表作家と作品紹介→技法説明とスライドを用いながら詳しく解説していただきました。
油絵の技法書の作成にも携わっておられる藤井先生の解説はとても分かりやすく、私たち講師にも参考になる内容でした!
各自が用意した写真を引き伸ばし、トレースします。
写真を用いていますが被写体やトリミングの仕方によって作者の意図の伝わり方が大きく変わります。
テレピンで薄めたリンシードを塗ります。支持体は事前に用意しておいた石膏、ジェッソなどで地塗りを施した木製パネルです。
今回使用したメディウムと、イタチやタヌキ、馬などの毛で作られた筆。
中間色から塗り始め、暗色、明色と調子の幅を広げていきます。
リアリズム表現には色作りがとても大切だという事がわかりました。
藤井先生自ら、一人ひとりに描き方の手本を示していただきました。
実際に描いている様子を見れたことが最も貴重な体験だったと思います!
2日目、中間講評の様子。2日目3日目と徐々に絵具やメディウムの扱い方にも慣れてきました。
3日目、完成?まだまだ!ここからの描き込みが大切です!
藤井康子先生、どうもありがとうございました!
ハイパーリアリズム表現としては短めの3日間という限られた時間での講座でしたが、完成までの道筋を感じ取っていただけたと思います。