「松樹路人」先生の追悼展開催

【札幌武蔵野美術学院の名誉学院長である松樹先生の追悼作品展】
北海道出身の洋画家「松樹路人」先生の追悼展示が北海道立近代美術館で開催されます。

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松樹先生は北海道を誇る優れた画家であると同時に、武蔵野美術大学に教授として教鞭に執り、また、当学院の『名誉学院長』として学生の育成にかかわって下さいました。

当学院は、32年前に開校しましたが、当時から松樹路人先生は、自身の故郷である北海道に対し、「心を捉えて話さない風景がある」と、しばしばスケッチや取材でも道内を訪れています。

北海道取材では、時に学院スタッフも同行したり、学院にも必ずお立ち寄りになり自ら学生に熱心な講評をされました。

松樹先生は2017年12月に逝去されました。

道立近代美術館にて収蔵作品を展示されます。

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松樹路人略歴

本名は路人(みちと)

1927年留萌管内羽幌町生まれ

北見、佐呂間、女満別などオホーツク管内を回り、網走中学(現網走南ヶ丘高校)2年の時東京へ移住。その後、東京美術学校(現東京芸大)に進学し、梅原龍三郎教授に師事。昭和会賞、東郷青児美術館大賞、宮本三郎記念賞や芸術選奨文部大臣賞など受賞し、第一線で活躍する。

独立展会員、武蔵野美術大学名誉教授、札幌武蔵野美術学院名誉学院長を務めた。

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「追悼 松樹路人」
会期:2019年11月19日(火)〜2020年3月15日(日)

場所:北海道立近代美術館【近美コレクション】展示室A

札幌市中央区北1条西17丁目